トーセンジョーダンが種牡馬入り 2011年の天皇賞(秋)制覇

2011年の天皇賞(秋)を制するなど、古馬中距離戦線の一角を担ったトーセンジョーダン(牡8、栗東・池江寿厩舎)が、12月5日(金)付で競走馬登録を抹消することが発表された。

08年11月のデビュー戦こそ敗れたが、キャリア2戦目から一気の3連勝でオープン特別を勝利。クラシック候補として名乗りを挙げたものの、ツメに不安を持っていたことから出世が遅れたトーセンジョーダン。それでも4歳の夏に再びオープンクラスへの昇級を果たし、アルゼンチン共和国杯で重賞初制覇。翌11年はアメリカジョッキーCC、札幌記念とタイトルを積み上げ、天皇賞(秋)では1分56秒1の日本レコードを記録してのG1勝利。続くジャパンCも2着に入り、大躍進の一年となった。

6歳を迎えた12年も天皇賞(春)で2着に食い込んだが、その後にツメの不安が再発。以降は昨年のジャパンCで3着と波乱を演出する場面も見られたが、往年の輝きを見せることはできなかった。

今後は北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬となる予定。ジャングルポケットの後継種牡馬としての活躍が期待される。馬主は島川隆哉氏、生産者は早来町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+人名」。通算獲得賞金は7億506万円(付加賞含む)。

トーセンジョーダン
(牡8、栗東・池江寿厩舎)
父:ジャングルポケット
母:エヴリウィスパー
母父:ノーザンテースト
通算成績:30戦9勝
重賞勝利:
11年天皇賞(秋)(G1)
11年札幌記念(G2)
11年アメリカジョッキーCC(G2)
10年アルゼンチン共和国杯(G2)

トーセンジョーダン

重賞初制覇となった2010年のAR共和国杯より


トーセンジョーダン

G1制覇を遂げた2011年の天皇賞(秋)より


トーセンジョーダン

先日30日のジャパンC(14着)がラストラン