船橋記念4連覇など重賞9勝のナイキマドリードが引退

交流重賞のさきたま杯制覇や2012年から船橋記念を4連覇するなど、重賞9勝を挙げたナイキマドリード(牡9、船橋・川島一厩舎)の引退が9日に発表された。

同馬は2008年に大井の高橋三郎厩舎よりデビュー。09年秋に船橋の川島正行厩舎へ移籍し、10年のJBCスプリントで2着、翌年には交流重賞のさきたま杯を制するなど短距離路線で活躍。2010、11年のNARグランプリ最優秀短距離馬に輝いた。

年齢を重ねても活躍は続き、8歳となった昨年も船橋記念、習志野きらっとスプリントを勝利。昨年9月の川島正行師逝去後は、息子である正一師のもとへ移籍し、9歳となった1月の船橋記念で4連覇の偉業を達成した。引退式は行われず、今後は乗馬となる予定。

馬主は小野誠治氏、生産者は日高町の下河辺牧場。馬名の意味由来は「冠名+スペインの首都」。通算獲得賞金額は2億2999万5000円。

ナイキマドリード
父:ワイルドラッシュ
母:スイートテイスト
母父:Salt Lake
通算成績:58戦17勝(うち中央1戦0勝)
重賞勝利:
11年さきたま杯(Jpn2)
12~15年船橋記念(S3)
14年習志野きらっとスプリント(S3)
11~12年ゴールドC(S3)
10年オーバルスプリント(S3)

ナイキマドリード

▲今年の船橋記念で4連覇の偉業を達成したナイキマドリード