【POG】人気薄サクセスラインがハナ差しのいで押し切りV!

12月24日(土)、5回中山8日目5Rで2歳新馬(ダ1200m)が行なわれ、菅原隆一騎手騎乗の8番人気・サクセスライン(牝2、美浦・菅原厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:13.9(稍重)。

2着にはハナ差で1番人気・キュンメル(牝2、美浦・上原厩舎)、3着には3馬身半差で13番人気・カネトシユキミ(牝2、美浦・水野厩舎)が続いて入線した。

好スタートを決めたサクセスライン。サラデコラシオン、モダンフォーチュンが並んでハナを奪い合う展開の中、がっちりと3番手をキープ。断然人気のキュンメルは好位集団の直後、馬込みに入れる。4コーナーで馬なりのままサクセスラインが進出、直線半ばで先頭に立つ。その後ろから馬群をさばいてキュンメルが追い込んでくる。ゴール前でキュンメルが急追、ハナ面を全く合わせてゴールイン。際どい写真判定となったが、わずかにサクセスラインがしのいでデビュー勝ちを決めた。

勝ったサクセスラインの父、トーセンファントムは現役時代に東スポ杯2歳Sでローズキングダムの2着に入るなど高い能力を見せ、将来が期待されていたものの、朝日杯FSで競走能力を喪失、種牡馬入りする。代表産駒には昨年のサウジアラビアRCを勝ったブレイブスマッシュがおり、この馬は世代3頭目の勝ち上がり。これまでデビューした父の産駒は全て島川隆哉オーナーの所有馬となっている。生産者は日高町の有限会社エスティファーム。馬名の意味由来は「成功のライン」。

1着 サクセスライン(菅原騎手)
「ゲート試験に合格するまで3ヶ月くらいかかった馬ですし今日も入るときはゴネましたが、出は良かったです。スムーズに流れに乗れましたし、直線での手応えも十分でした。早めに抜け出して1頭になると寂しがるところをみせましたが、競馬に慣れながらそういう面が解消していけば更にやれると思います」

2着 キュンメル(戸崎圭騎手)
「乗りやすくて賢い馬ですし、競馬が上手ですね。最後は思ったよりシブくなりましたが、使って変わると思います」

3着 カネトシユキミ(勝浦騎手)
「パワータイプではないのでウッドでは動けませんでしたが、攻め馬がまずまずでしたし良いとは思っていました。競馬でこれだけ走ってくれましたし良いと思います。小柄な牝馬なので、これから成長していってくれればと思います」

4着 シゲルインパラ(木幡巧騎手)
「ゲートも二の脚も速かったですし、気の良い馬なので出たなりでスーッと運びました。内に行ってもいいかと思いましたが、新馬なので砂を被せたくないと思って外を回りました。前とは離されましたが、最後までタレずに頑張ってくれました」

5着 スマートブローラ(和田騎手)
「大外枠ということもあったのか、物見をしていて終始外に張る感じがありました。スピードタイプの馬で、叩いて良くなりそうです。集中して走れるようになれば更に良いと思います」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

  • サクセスライン
  • (牝2、美浦・菅原厩舎)
  • 父:トーセンファントム
  • 母:トーセンエキコ
  • 母父:ジェイドロバリー


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