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走り慣れた中京替わりで今度は勝ちたいです【柴山雄一コラム】
2022/12/2(金)
名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。
今週から12月。開催替わりとなりますが、週末は中京で乗ることになりました。中でも土曜メイン・飛騨ステークスのショウナンアレスは力の入るところです。前走も現級にメドを立ててくれるレースぶりをみせてくれましたが、中間は聞くところ順調に行っている様子と聞いています。東京より中京の方が向いていますし、以前よりも勝負所でフワッとする面は良くなってきていますからね。今度は勝ちたいところです。
土曜1Rのキラータイトルは新馬を使った上積みもあるそうですし、良くなっている段階のようなので、上積みを見込みたいところ。ゲートにも気を付けつつ乗りたいですね。
先週、ジャパンCが行われましたが、勝ち馬に騎乗していたムーア騎手の腕には驚かされましたね。短期免許でくる騎手は皆、拠点としてきている国で実績を挙げて来日しているとはいえ、その中でもキャリアの差は多かれ少なかれあると思いますし、その中でもムーア騎手はトップ中のトップ。しかし、あれだけ馬を遊ばせず、テン乗りで手の内に入れての騎乗。馬も強いと思いますが、ジョッキーが走らせた、というレースだったと思います。カッコよかったですね。
それにしても、今年は久しぶりに外国人騎手が多数、来日している状況。よく「外国人騎手は腕力がある」とか「追える」と言われますが、僕としては手足の長さの違いや、股関節の柔軟性であったり、ハマりの良さを感じさせられるものです。
体格面に関連する話題でいえば、日本では来年から負担重量の引き上げが発表されましたね。僕とすれば減量が楽になるな、という印象でしたが、それと共に外国人騎手にとっては乗れる機会が広がるなとも思いました。この変更によって外国人騎手のような体格の若手が増えると何よりです。
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