【天皇賞・春】3週続けて重賞激走!人気薄でも狙える「長距離G1マイスター」とは

17年天皇賞・春を勝ったキタサンブラック

17年天皇賞・春を勝ったキタサンブラック


注目重賞の傾向を各項目に分けて徹底深掘り!

天皇賞・春(G1、京都芝3200m)の重賞ランキング、「騎手部門」を発表します。

先週のフローラSは横山武史騎手が乗るアドマイヤベルが快勝!桜花賞、皐月賞に続き、3週連続でピックアップした騎手による好走となりました。

そして今週の天皇賞・春は言わずと知れた長丁場のG1であり、ジョッキーの重要性はさらにアップ。「長距離戦は騎手で買え」との格言もあるほどの1戦、ぜひとも絶好調の当ランキングにご注目ください!

なお今回は京都で行われた天皇賞・春10戦を含む、過去10年(集計期間12年1月5日~24年4月21日)における「京都芝3000以上」のレースを対象に集計を行っています。ご了承ください。

▼京都芝3000m以上騎手別成績
(集計期間12年1月5日~24年4月21日)

第1位 武豊 [5-2-3-13]
勝率21.7% 複勝率43.5%

第2位 酒井学 [2-3-0-10]
勝率13.3% 複勝率33.3%

第3位 M.デムーロ[1-1-1-11]
勝率 7.1% 複勝率21.4%
(※レース参戦の騎手に限る)

第1位は武豊騎手で、勝利数は5回と他のジョッキーらを圧倒。また馬券圏内になった10戦のうち7戦が天皇賞・春か菊花賞といったG1である上、その中には2ケタ人気での激走例も。まさに「長距離G1マイスター」と評するに相応しい実績です!

今年、天皇賞・春で騎乗するサリエラは前走のダイヤモンドSでテーオーロイヤルのクビ差2着と、ステイヤーの素質を見出した1頭。人気に関わらず警戒が必要です!

第2位には14年菊花賞をトーホウジャッカルと制した酒井学騎手がランクイン。注目すべきは人気薄での激走で、17年万葉Sでは7番人気ラブラドライトを2着に持って来ました。京都芝3000mの万葉Sを制したメイショウブレゲと挑む天皇賞・春も、大穴だからと侮りは禁物でしょう。

第3位はM.デムーロ騎手。不良馬場で行われた17年菊花賞にて、キセキを勝利に導きました。初コンビを組むシルヴァーソニックは久々のレースだった前走こそ大敗を喫しましたが、京都で行われた23年天皇賞・春では3着に好走したスタミナ自慢。巻き返しがあっても驚けません!