【京成杯オータムH】巻き返しへ!指揮官が語るヴァルキリーバースの見通し

この記事をシェアする
前走大敗からの巻き返しを狙うヴァルキリーバース

前走大敗からの巻き返しを狙うヴァルキリーバース


京成杯オータムハンデ
ヴァルキリーバース
田中博康調教師

——前走の府中牝馬ステークスは14着でした。レース内容を振り返ってください。

田中博調教師(以下、田):前走へ向けての調整過程ではザ石のため1週ほど予定が遅れはしましたが、早めに入厩していた分その遅れは取り戻せていましたし、あれほど負けるような状態ではないと思っていました。

これまでと調整の取り組みを変えたことが悪い影響を与えてしまったのか、特殊な馬場状態だったことが影響したのか、長期休養明けを叩いてから少し間隔があいていた分なのか、重賞でメンバーレベルが上がった分なのか、様々な要素が考えられて敗因が判断しづらいところがあります。

——今回京成杯オータムハンデを選択した意図は。

田:今まで走ったことのない条件で使っても先ほどお話した敗因の究明にも繋がらないので、2走前に強い勝ち方をした舞台で重賞メンバー相手にどれだけやれるか見てみたいということと、レース間隔がちょうど良いということもあって選びました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

田:前走後はノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。夏場でも体調面を崩すことなく過ごして帰厩しました。

——この中間の調整テーマは。

田:前走時に調整の取り組みを変えたことも敗因のひとつかも、と先ほどお伝えはしましたが、今回も同じ取り組みで進めてきています。どう変えたかというと、以前は体質の弱さを考慮した調整でしたが、前走時から馬のベースを高めるような調整にしてきました。

まだまだベースを高めていける余地があると思っていますし、前走時と同じ取り組みを続けることによって今回どれくらいのパフォーマンスを出せるのか見てみたいですね。

——調整過程の手応えはいかがですか。

田:前走後に休んで中身が少し落ちている感じがあって、息違いももうひとつです。暑さも少し影響しているのかもしれません。1週前追い切りはしっかり併せました。

すごく瞬発力があるというタイプではないのでラストの脚は見劣りましたが、かけたい負荷をかけることができました。落ち着きを保ってカイバをしっかり食べていますし、良い意味で堪えていない感じできているなと思います。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

田:今回は暑さの影響があるかもしれませんが、息遣いがもうひとつだったり少し中身が整っていないかなと感じます。ただザ石があった前走時と比べて中間に頓挫がないのは良いですし、稽古での動き自体は前走と比べてもしっかりしてきていると思います。

——現状で先生が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。

田:いつも一生懸命走ってくれるところですね。フリージア賞も東風ステークスもどちらも勝っているように、長期休養明けでも頑張ってくれますから。それだけに前走が不可解というか…、負けさせてしまったなと悔やまれます。

——今後の成長を期待しているところは。

田:まだ走りのギアチェンジ、緩急のつけ方にスムーズさが足りないところがあるので、その辺りの性能を上げていければいいなと思っています。今は気持ち一本調子な面が感じられるので、緩急のついた走りで幅を出していければ更にいいですね。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

田:この舞台で強い勝ち方ができていますし、フローラステークスで2着と重賞タイトルまであと一歩のところまできています。タイトルを取れる取らないはこの子の将来に関わってきますし、何とかここで重賞を取れたらと思っています。応援よろしくお願いいたします。